Vinum et musica laetificant cor.

「ワインと音楽は心を喜ばせる」―ラテン語の格言より。

授業

面白いと思わせる

院の友人と「この授業は面白いけれど、どうしてあの授業は面白くないんだろう」という話をしている時に、ふと入学式での祝辞が頭をよぎった。当時赴任された比較的若手の研究者の方で、これから《研究》という難題に向かう大学院生に対して「楽しいと思うことは楽しく伝えなきゃだめです」という趣旨を仰っていたように思う。

あー、まさにこれじゃないか。

面白い(←これ自体すでに主観でしかないけれども)と思う授業は、やはり先生が楽しそう。自分の研究の魅力を伝えたい!という大義名分を背負っているというよりも、単純に「面白いでしょ。どう?」と言っているようにも感じる。他方、なんだかなぁーと思う授業は、(声がこもっているとかまた別の問題はあるにしろ)先生がルーティーンという感じであまり「声」が届かない。

今年の3月に放映された情熱大陸では、生命科学?の研究者の方が取り上げられていた。講演でのシーンはあまりなかったけれど、研究のことを話すとき、とても楽しそうな様子だった。ハードな生活ながら研究を続け、それで世界に認められるような論文を書いてしまうのだから、いやはや凄い。「楽しく(面白く)伝える」という技術は、研究手法とはきっと全く別なのだと思う。

とは言え、これは自分がプレゼンをしている時もまた然り。来月のプレゼン、果たしてどうなることやら…論文読まなきゃ。

「認識の政治」

今学期、実は結構多くの政治系の授業を取っています。地域的にも日本であり、中国であり、東欧であり、アフリカであり、と多種多様な訳ですが、あまり大学で勉強しなかった(もしくは開講されていなかった)地域も含まれていたりしてちょっとおもしろい。特にアフリカは広い…。

そのうちの一つの授業で、先生から「認識の政治(歴史)」という話がありました。自分の国は何を目指すのか、よってどのような政治・経済体制であるべきか、またそれを国民に「認識」させるためにどのような手を打つのか。いわゆる「正史」の問題にもつながる訳ですが、これが面白い。

というよりも、正確には新しい視点と言うか(それは同時に自分の視野の狭さを思い知ることにもなるのだけれど)、こんな見方もあったのか、もしくは、今まで勉強してきたことはA面の話で、実はB面にはもっと面白い事象が潜んでいたりと、頭の中で考えをめぐらせることが楽しい。

そこでまた本を読まなきゃと思うのだけれど、読みたい本が溜まっている…否、読まなければならない本が溜まっているのが痛いところ。どれもこれもが研究に結びつくわけでもないし、興味本位のものもあるのだけれど、少なくとも一つひとつじっくり見ていく以外にはなさそうです。はい。
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