昨日のコンサートレポートにあやかって、古楽器演奏のベートーベンを聴いています。
ベートーベンの交響曲と言えば、どの曲も好きだけど、やっぱり不動の第1位は第7番。その後は第5番…と続くわけですが、今かかっているのは第9番。やっぱりこの曲は特別。軽率に同じランクに入れられるような代物ではないような気がします。
でも、今日書きたいと思ったのはラフマニノフ。来月にラフマニノフのピアノ・トリオを演奏する予定なんですが(悲しみの三重奏曲第1番です)、そんなこともあって、最近協奏曲やら、室内楽やら、交響曲やらよく聴いています。でもやっぱり交響曲はちょっと長いな…。でもどこをカットしてもやっぱりもったいない!
さて、先日、題名のない音楽会21を見ていたら(その日のアルバイトのシフトは10時からだったのです!)、ピアニストの中村紘子さんの公開レッスンをやっていました。レッスンされる側もテレビに出ているくらいですから、やっぱり相当上手い(年齢や経験の差は多少あるでしょうが)。印象に残ったのは中村さんのこの言葉。
「ラフマニノフには楽譜には書けない『ゆらぎ、ゆらめき』があるのよ」
バイオリンは個々人が演奏している楽器そのものが違うので、多少音色の差があってもしかりだと思うんですが、ピアノは違う。全く同じ楽器を弾いているのに、中村さんの演奏するラフマニノフには、楽譜に出せない『ゆらめき』があって、思わず「おぉ…」と言ってしまいました。本当にすごい。
小中学校の国語で「行間を読め」とはよく言われたものですが、何かそれと似たようなものを感じます。個人的には、他の人が読む行間と僕の中での行間が結構違ったりしていたんですが…ま、そこはいいとして。楽譜に書いてあることは本当に限られたことなんだなぁ、ということ、そして百戦錬磨のプロと一般的な演奏家はここまで違うものか、ということを考えさせられた時間でした。
ベートーベンの交響曲と言えば、どの曲も好きだけど、やっぱり不動の第1位は第7番。その後は第5番…と続くわけですが、今かかっているのは第9番。やっぱりこの曲は特別。軽率に同じランクに入れられるような代物ではないような気がします。
でも、今日書きたいと思ったのはラフマニノフ。来月にラフマニノフのピアノ・トリオを演奏する予定なんですが(悲しみの三重奏曲第1番です)、そんなこともあって、最近協奏曲やら、室内楽やら、交響曲やらよく聴いています。でもやっぱり交響曲はちょっと長いな…。でもどこをカットしてもやっぱりもったいない!
さて、先日、題名のない音楽会21を見ていたら(その日のアルバイトのシフトは10時からだったのです!)、ピアニストの中村紘子さんの公開レッスンをやっていました。レッスンされる側もテレビに出ているくらいですから、やっぱり相当上手い(年齢や経験の差は多少あるでしょうが)。印象に残ったのは中村さんのこの言葉。
「ラフマニノフには楽譜には書けない『ゆらぎ、ゆらめき』があるのよ」
バイオリンは個々人が演奏している楽器そのものが違うので、多少音色の差があってもしかりだと思うんですが、ピアノは違う。全く同じ楽器を弾いているのに、中村さんの演奏するラフマニノフには、楽譜に出せない『ゆらめき』があって、思わず「おぉ…」と言ってしまいました。本当にすごい。
小中学校の国語で「行間を読め」とはよく言われたものですが、何かそれと似たようなものを感じます。個人的には、他の人が読む行間と僕の中での行間が結構違ったりしていたんですが…ま、そこはいいとして。楽譜に書いてあることは本当に限られたことなんだなぁ、ということ、そして百戦錬磨のプロと一般的な演奏家はここまで違うものか、ということを考えさせられた時間でした。