院の友人と「この授業は面白いけれど、どうしてあの授業は面白くないんだろう」という話をしている時に、ふと入学式での祝辞が頭をよぎった。当時赴任された比較的若手の研究者の方で、これから《研究》という難題に向かう大学院生に対して「楽しいと思うことは楽しく伝えなきゃだめです」という趣旨を仰っていたように思う。

あー、まさにこれじゃないか。

面白い(←これ自体すでに主観でしかないけれども)と思う授業は、やはり先生が楽しそう。自分の研究の魅力を伝えたい!という大義名分を背負っているというよりも、単純に「面白いでしょ。どう?」と言っているようにも感じる。他方、なんだかなぁーと思う授業は、(声がこもっているとかまた別の問題はあるにしろ)先生がルーティーンという感じであまり「声」が届かない。

今年の3月に放映された情熱大陸では、生命科学?の研究者の方が取り上げられていた。講演でのシーンはあまりなかったけれど、研究のことを話すとき、とても楽しそうな様子だった。ハードな生活ながら研究を続け、それで世界に認められるような論文を書いてしまうのだから、いやはや凄い。「楽しく(面白く)伝える」という技術は、研究手法とはきっと全く別なのだと思う。

とは言え、これは自分がプレゼンをしている時もまた然り。来月のプレゼン、果たしてどうなることやら…論文読まなきゃ。