今日は後輩の卒業記演奏会ということで、つくばまで足を伸ばしてきました。感想は端的に、良い演奏会でした。幸せな時間を過ごすことができました。演奏者の皆さま、ありがとうございました&おつかれさまでした。

さて、今日は久しぶりに秋葉原からTxに乗ったんですが、例のごとく駅前の本屋さんに寄ってきました。そこで仕入れた情報によると、5月末に伊坂幸太郎の「重力ピエロ」が映画化公開らしい(すでに知っている人も多いとは思いますが…)読んだことのある人なら特筆する必要もないんですが、このお話、ミステリーであり、かつ、ダークな一面もあったりして(だからこそ面白いですが)僕自身は高速で読みきってしまった一冊。

最近の本屋さんによくある、小さい画面のDVDプレーヤーみたいなもので映像が流れていたのですが、その予告編がまた素晴らしい…(映画の公式サイトでは「特報」とされている方です。)。上にも書いたようにダークな一面もあるのですが、それを包むというか、小説の冒頭の文章が言葉で流れる以外は、バッハのアリア(管弦楽組曲第3番より、いわゆるG線上のアリアです)の弦楽四重奏版?が流れていて、全体の雰囲気がとても良い。

神聖な(と思われる)部分、ダークな部分、温かい部分、いろいろなものが、その旋律の中に含まれているような気がして、たくさん合いそうな曲はあるけれど、やっぱりこの映画(本作品)に合うのは、この曲だなぁと感じました。BGMって、要はBGMでしかないのだけれど、やっぱり雰囲気を包んでしまうだけの効果はすごいものだなぁと。公開が楽しみです。