実は連休最終日、すなわち6日にも上野に行ってきました。

何をしに?と言うと、もちろん演奏会に。駐輪場がホームページを見てもわからなかったので、結局芸大に停めさせていただいて(ごめんなさい)そこからてくてく、上野の東京文化会館の小ホールまで。佐藤久成(さとう・ひさや)さんのリサイタルがあったのでした。実はひょっこり招待券をいただいて、せっかくだから行ってみようと。ベルギーの作曲家ヴィクトル・ヴルースのヴァイオリン・ソナタの日本初演という点にも惹かれまして…。

ヴルースのソナタは、個人的にはシンディングの作品とグリーグの作品の間のような感じでした。激しくうなるような低音、歌うような高音、その間を結ぶアルペジオなど、いかにも玄人向けのヴァイオリン・ソナタという感じ。有名なフランク(ヴァイオリン・ソナタが素晴らしいですね)とも時代は近かったようで、その辺の影響も受けているらしい。確かに、と納得でした。

実は会場となった東京文化会館の小ホールは、初潜入でした。先日の読売の演奏会も大ホールだったし、オケで小ホールを使うことはまずないですし…。上に球があるんじゃないかと思わせるなだらかな傾斜をもった天井に、左右の高い石組み、そして特徴的なパネルのような反響版。写真では見たことがあったんですが、何だか石でできた教会のような、不思議な空間でした。これも一種の芸術作品かも知れませんね。

音響的にはシューボックスが一番(?)なのかも知れませんが、ホールも楽器のボディのようなものなんですから、特徴的なデザインであれば尚のこと見て楽しい。オペラシティのタケミツメモリアル、水戸芸術館(実は行ったことがない!)、池袋の東京芸術劇場などなど、ホールの中だけでも壮観といった感じがする。簡単に言えば、ハコなんだけれど、それをどのようにデザインするかというのは興味深い仕事ですね。楽しそう。

さてさて、今日は早めに休んで、明日またがんばろうと思います。ちなみに後ろで鳴っているのは、シューベルトの弦楽四重奏曲「死と乙女」。いい曲だわ。それでは、また。