さて、前回の「おんがくのはなし」では協奏曲を取り上げましたが、
今回はさらにさらに頭を使う(?)交響曲についてです。

個人的に「あぁー、いい曲だなぁ」と思う基準は旋律みたいです。
(もちろん、少ないながら今までの自分の経験から、の話ですが…)
時代に名を残す名旋律は数多いですが、そのどれもやっぱりいい。

オケの場合だと、その旋律それぞれに合った音があると思います。

ベートーベンなら弦楽器やオーボエ、フルートが似合うし、
ラフマニノフなら断然クラリネット!(交響曲第2番など)
モーツァルトならヴァイオリンの旋律がやっぱり曲の主軸だし、
チャイコフスキーなら時と場合でいろいろ…という具合。

ま、言い方を変えれば、曲によって活躍する楽器が違ってくる。
とまぁー、そういうことですね。(内声を楽しむ渋い楽しみもあり)

それを考えると、この曲がやりたーい!と僕自身思うときに、
ヴァイオリンが活躍するとかしないとか、そういうのは考えない。
そんな旋律を「一緒に演奏する側」にいたい、と思うのです。

だって、それぞれを引き立てるのもまたアンサンブルの妙。
オケの楽しみ方の一つだと思うのです。(きっと他にもあるでしょう)
だから、この曲は休みが多いとか、所謂「刻み」ばっかりだとか、
そういったことは基本考慮しないのが僕のポリシーです。

だって、たくさんの他の楽器と一緒にやるからオケって楽しい☆
何だかんだ言って、ソロとの大きな違いはそこな気がします。

あぁ…やっぱりブラームスの交響曲第1番はやっぱりカッコいい。