Vinum et musica laetificant cor.

「ワインと音楽は心を喜ばせる」―ラテン語の格言より。

久しぶりに

久しぶりにCDの紹介なんか書いてみる。
え?話題がないだけだろって?いやいやありますよ。

でもまだここに書くにはちょっとね、時期が早い。
まぁー別に選曲のことなんだけどさ。

さて、今日紹介するのはこちら!

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Maxim Vengerov "Tchaikovsky, Glazunov Violin Concertos"

最近友人のブログに
チャイコフスキーのコンチェルトっていう文字を見つけたら
なぜか自分も弾きたくなりました(笑)

曲は三大バイオリンコンチェルトの1つ、
チャイコフスキーのバイオリンコンチェルト。
演奏はすでに21世紀最大のバイオリニストと目される
マキシム・ヴェンゲーロフ。(指揮:クラウディオ・アバド)

その音楽性と何というか洗練された感性というか
他を圧倒する勢いです。

でもこの人実は不思議な人で
バイクでアメリカ大陸横断とかもやってます(笑)

カップリングで収録されているのが
グラズノフのバイオリンコンチェルト。

たぶんグラズノフの中では有名な部類だと思う。
圧巻は超絶技巧が駆使される第3楽章。
もうどうやってるのかわかりません。

対するオーケストラの実力とアバドの指揮も素晴らしい。
さすがはベルリン・フィルといった感じです。

日本では五嶋みどりのチャイコンが有名な気がしますが
こちらもぜひぜひ聴いてみてくださいな☆

寒いぜ

最近、めっきり寒くなりました。
今日なんか、朝寒くて起きちゃったし。
まぁこれはちゃんと布団を被ってなかったのが
わるいんだけど。へへへ。

そして今日は体育!

んー、涼しい時期にやるのはいいわぁー。
ちなみに競技は卓球。

卓球っていうのは地味な競技と思われがちだけれど
実はかなりハードなスポーツ。
バドミントンの次くらいに球速も速いんじゃなかったかなぁ。

ただ、地味なのもいなめないけどね。
なぜって、試合の時は体育館の窓は全部閉めて
カーテンも全部閉めるから。

ピンポン球が光を反射しちゃうのと、
風が入るとバドミントンと同じで曲がっちゃうっていうのが
その主な理由。

そうそう、だからフラッシュ撮影とかも禁止なんですよ。

はい、という訳で結論。
「涼しい時期にやるのが一番よい!」

愛・地球博

行ってきました、愛知万博。
いやー、めっちゃ込んでたねー。

普通にどこもかしこも3時間待ちとか出てるし。
その間に他の所見れば効率いいのにー。
あ、これって自己中ですね(笑)

という訳で人が並んでいない所を次々と。
ゴンドラとかも乗ってみたりして。

中央アジアは大体制覇しちゃった感じだったなぁ。
スリランカとかは天井まで綺麗にしてあって。
印象深いもの数多く。

中央アジアともなると資金面の理由もあるのか
「○○共同館」っていう風に展示されていました。

もちろん、いいものもたくさんあったんだけど
ちょっと気になったのはお店とパビリオンの区別。

入ってみると全部お店になっていたりした所もあって
これじゃーなんかのフリマと変わんないなぁ、
っていう印象も受けてしまいました。

せっかくの万国博覧会なんだから
もっと見る人が考えさせられるものを見せてほしかったなぁ。
ま、万博だからっていうのが理由になるかどうかは
ちょっとそれなりに疑問ですが。

何はともあれ楽しかったー。
これだからイベント好きはやめられないぜい♪

音楽の理論

一昨日は音楽について色々考えました。
てか、夜遅くにも関わらず議論?してました。

色々考えたんだけれど、それを忘れないうちに。
ってかさっきブログ書いてたのに1回全部消えた。くそう。

音楽っていうのは、学校の科目的に言うと芸術の1つ。
でも他の芸術とは明らかに違う。

たとえば書道、絵画、彫刻などなど、であれば
完全な「記録」を残すことが出来る。
それは実態のあるものとして永久に存在することになる。

ところが音楽には実体がない。
一度出した音が、自分の手元に戻ることは二度とない。
もちろん、今では科学技術の進歩で録音も進化したけれど
その日、その時、その瞬間の音を完全に残すことは不可能。

専門的に言えば、湿度、残響の度合い、演奏者の体調…が
その要因になってくるんだけれど・・・今回はそれはヨシ。

もちろんそれなら「楽譜」があるじゃないか、
という人もいるかも知れない。
楽譜が音楽を創造するための一端を担っていることは事実。
なぜならそこには作曲者の意図と魂が入っているから。

しかしながらそれ自体は音楽にはなり得ない。

音楽は楽譜の上だけのものではない。
ひとつひとつの音を出し、それを演奏者が構成したもの、
すなわちその世界がはじめて音楽になり得る。

演奏者がブロックを構成して世界を作るには
それ相応の技量、精神、情熱、そして知識が必要であろう。

でもその根底にあるのは「音を楽しむ」精神だと思う。

一つ一つの音を出して、世界を作るところに
音楽のもっともすばらしい「楽しみ」がある。
そしてそれは二度と得ないものだからこそ、
音楽にしかないものだからこそ楽しいと思えるし、
そこに人々は共感し、感情を高め、感動することになる。

背筋がそくっとするとはよく言ったもの。

他の人と合わせて弾く(吹く)のは、
その世界を共有し、またそれを広げること。

共有することが出来ない、すなわち視野が狭ければ
はっきり言って楽器の上達も音楽の本当の楽しみを得ることも
非常に困難なものになることは間違いない。

周りを聴け、周りを見ろ、気を配れ、頭を使えとはこういうこと。

自分が周りの人と合わせる楽しみを感じたのは
バイオリンを始めて間もない頃。
でもその楽しみを得ることに年齢は関係ない。

楽器を問わず、オーケストラを問わず、
みんなと合わせることをが初めてな人には
こういった体験をしてもらいたい。

音符を追うことではなく、世界を構成すること。
音楽は楽譜の上に作られるものじゃない。

「音楽と魂は似ているかも知れない」
(梅津時比古者『フェルメールの音』より)

うまくまとまりがつかないけれど、今日はこれで。

朝です

昨日はシビアな選曲会でした。
そのせいか何となくお腹の調子がわるい。ぐるぐるー。

ま、別に大丈夫なんだけどね。

でも何となくしっくりこなかったのは選曲会の内容のせいだ。
うん、たぶんそれはまぁ間違いない・・・はず。

話し合っている途中は気付かなかったけれど
その後、そのことを別の人と話していて、原因を発見。

・・・っていうかむしろ自分を反省。

オーケストラっていろんな楽器があるから
どうしてもそれぞれに適切な(曲によっては不適切な)
役割が配分されるんだよね。

という訳で、話し合いをすると、
「こっちが立てばあっちが立たず」・・・っていう状況になる。
確かにこれは別にわるいことじゃないんだけれど
(みんな自分の楽器を少なからず専門にしてるんだし)
そればっかりに終始すると、結局結論が見出せない。

ま、昨日の話し合いだと、
その原因の半分以上はきっと自分のせいだったけど。

各セクションの統合っていう下からの視線じゃなくて
オーケストラ全体っていう上からの視線が大切だなと思いました。

オーケストラにとって何がいいのか。
どんな曲が有益なのか。

次の話し合いはそういう視線を持ってみようと思う。

チャリティーコンサート

今日はYEH主催のチャリティーコンサートでした。
同期の弦楽器セクショントップを集めてカルテットを結成。

曲目は有名なモーツァルトのディヴェルティメント第3番。

今日は集中授業だったので、
小論文形式のテストをしっかり書き上げてから急いで会場へ。

まず驚いた。お客さん多いじゃん!
それも舞台まで(正確には演奏スペースまで)めちゃ近い。
ほえーなかなか緊張するじゃーん。

それなりの事故はありましたが
今日の演奏はなかなか良かったんじゃないかなぁ。
ちょっと自分の音程が…ごめんなさい。

短い練習時間だったけれども
何より本番が楽しく出来たからよかったね。

来月にはいよいよ定期演奏会。
ながーい曲だけれど、
演奏を楽しめれば、それでよし。結果はついてくる。

うむ

とりあえず・・・書くことがない。
あーこの始まり方いやだぁ、毎日の生活が微妙みたいじゃん。

いや、別に大事件がないってだけのことです。
うん、平和が一番。パチンコじゃないよ。

明日は久しぶりに人前でまじめな演奏です。
曲目はモーツァルトのディヴェルティメント第3番(全楽章)。
やっぱり全楽章やってなんぼのもんだろ!と
勝手に思い、今回の選曲になりました。

いいかげん「せんきょく」の変換が「選挙区」になるのやめてほしいです。
毎回変えるの面倒くさいんだっつーの!

明日は大学の友達が入っているNPO法人主催のコンサート、
という訳で結構お客さんは知ってる人が。
いやぁ、がんばらないとね。

さらにはクリスマスのバイト演奏の視察も兼ねて
つくばオークラのGMも来るんだってよ。勘弁してくれー。
まぁ、だからって演奏内容が変わる訳じゃないけどね。

お客様は神様。それは演奏会でも同じ。
芸術の空間を共有できるか否か。それは演奏次第。

勝負は1回。厳しい世界だと思います。

新しい季節

今日はいやぁ涼しかった。
いつもはねっとり暑いことがつくばの代名詞なんだけれど。
今日は一足早い秋、という感じ。

一足早い春は「小春日和」。秋って何かあるん?

さてさて今日はそんな季節ネタでおススメのCDをご紹介。
これが前に書いたAmazonでかなり下のランキングにあるやつ。

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ギドン・クレーメル&クレーメラータ・バルティーカ
『EIGHT SEASONS』

なんで「8つの季節」なのか?
地球には北半球と南半球が存在する訳で
北が春ならば南は秋、北が夏なら南は冬。
そなわち同時期に2つの季節が存在し、それが4つ。

という訳で4×2=8です。

北半球の四季を構成するのはご存知、ヴィヴァルディ。
いわずと知れた超有名作品で、
録音としてはイ・ムジチ合奏団がよく知られているのでは?

一方南半球の四季を構成するは、アストール・ピアソラ。
サントリーのウイスキーのCMで有名になった
「リベルタンゴ」(演奏:ヨーヨー・マ)の作曲者でもあります。

すなわちイタリア対ブエノスアイレスの四季の共演ですね。
この四季が交互に入っています。

独奏を担当するのは、「20世紀後半最大のバイオリニスト」と
各方面で絶賛されるギドン・クレーメル。
クレーメラータ・バルティーカは、クレーメルが創設、
若手演奏家を集めた弦楽オーケストラです。

演奏は、超エネルギッシュ。
今日ではバロック(ことにヴィヴァルディの四季)は
楽譜通りの演奏が模範とされているのだけれど、
今回の録音は、即興が盛り沢山。

まぁ、この曲ができた当時はこのように演奏するのが
一般的だったらしい。
この曲自体即興から生まれたっていう話もあるくらい。

なかなか触れることのないCDとは思うけれど
一度お楽しみあれ♪ピアソラ好きには必聴です。

議論に際し・・・

今日は高校時代の友人かつオーケストラのメンバーと
長々と話をしてしまいました@すき家。

それに関わらずとも最近、今後オーケストラをどのようにしていくか、
という話をする機会が多い気がする。
まぁ、相手は先輩であったり同級生であったりするけれど。

この前、テレビを見ていたら
日本サッカー協会の川渕キャプテンの話をやっていました。

そもそも今の日本サッカーの土台を作ったのは
あの人の努力があってこそ。
ほんの数年前まではサッカーなんて、ていう声の方が多かったしね。

ま、その分野球は廃れてきていますが。

そのサッカー界の改革に際してかれが言った言葉が印象的でした。

「時期尚早という奴は100年経っても時期尚早と言うだろう」
「前例がないという奴は200年経っても前例がないと言うだろう」

単純にすげー、かっこいいと思いました。うん。

何かしらを改革するって言うのは力のいる作業。
それだけにだんだんと変えていこう、という声が上がるのも当然。

でも「だんだん変える」ってすごい曖昧な表現ではないか。
到達点があったとしてもそれまでにどのように変えていくのか、
その過程のポイントがまったく見受けられない。

これは自分の持論だけれども、演奏に限らず、
120%を目指して初めて100%を達成できるんだし、
初めから100%を目指してやっていては80%しか達成できない。

だんだん変えていくのも、いつかはハンドルを切らなければ
絶対に変化は見えてこない。

第三者的にはっきりと「こんな変化があったんだ」と分らなければ
結局それが定着することはない。
対立する2者がいた時、初めから双方の歩み寄りを求めるのは
いわゆる「100%の解決」しか求めていないのではないだろうか。

公的にも紺人的にも主張の明確化を避けていては、
結局第三者的に「こうだ」と示すことは決してありえない。

その答えを妥協に「求める」のではなくて、
変化一新した演奏をすることでこちら側が「出す」ことが大切だと思う。

そういえば

ついこの間、このページのカラーを新しくしました。
そろそろ秋かな、と思いつつこんな感じに。

このカラーのタイトルは「フェルマータ」

フェルマータと言えば音楽用語ですが、
この意味を「音を伸ばす」と思っている人、多数。
実はこれ、2次的な意味なんですよ。

そもそもフェルマータのマークを考えてみると、
これ、実はもともと「目」なんですね。
そう、注意を喚起する印。

だからイタリアのバス停にはこれが付いてるんですね。

音楽のギョーカイ的に言うと、「指揮者を注意して見る」
そう、すなわち何かしらの変化があるよっていうこと。
これから「音を伸ばす」っていう意味が来てます。

英単語と同じで、覚えるときはその語源なんかを調べると
意外と面白かったり。

あと、別の言葉に訳して見るとかね。
例えば「con moto」→「with movement」てな感じ。

音楽用語のちょっとした豆知識です。
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